好きなことに没頭(ぼっとう)することありますよね。

「コレ、ハマるわ~」というコスメとか、趣味とか見つけたとき、20歳代の前半の女性のあなただったらどうしますかね。一人だけ、心のうちにそっと仕舞っておくなんてことできませんよね。

みんなに話したい。

ぜったい体験してほしい!と思うはず。


良いものを広めたい気持ち。素晴らしいことなんですよ。でもその瞬間、トラブルに巻き込まれるという経験ありませんか。

自分のおすすめを他人にすすめるパターンは、まあ、問題ないですよね。問題は、他人があなたに「コレ絶対おすすめ!」と、【ブツ】を持ってきたときなのです。そして最悪なのは、その【ブツの良さ】をあなたが賛同しかねるという状況にある場合です。

休日にカフェなどでお友だちと楽しいランチを楽しんだ、そのあと。お友だちの持参した紙バックからテーブルの上へと。聞いたこともないコスメのビンやらケースやらが、出てくる出てくる!

「コレいいのよ~」と彼女が商品の紹介を始めますよね。で。彼女の話を聞いていると、どうやら彼女が気に入って使っている、という【それ】は彼女にとって【商品】であり、彼女にとって、あなたは【お客さん】だ、ということがだんだんあなたにも、分かってきます。

でも、わたしあんまり興味ないし。。。

「あなたが自分で使う必要はないでしょ」と彼女は、あなたを安心させようとします。

あなたは、お友だちから【商品】を仕入れて、その【商品】をべつのお友だちに買ってもらえばいいの。おこづかい稼ぎになるよー。

あなただったら、こういう状況。どう思いますか? こんな【マルチ商法】みたいなのに関わりたくない。【マルチ商法】とか【ネットワークビジネス】とかにハマっている人に、それは【マルチ商法】だから止めなさい、と言っても、相手は絶対にそれを認めませんから、水掛け論になってしまいます。

あなたもお友だちの話を、【共感性】を持って聞いてしまうとしだいに、自分がどうしたいのかわからなくなって正常な判断が出来なくなってしまいます。

ここは【毅然(きぜん)】と対応したいところです。

【毅然】とした対応というのは、自分と他者との間に【境界線】をキッチリと引き、【自分を守る】という行動を指します。

ぼくのお客様のなかにも優柔不断で困っている、という方がいらっしゃいました。

その方は、自分の身を守るために【相手の言うことを聞く】という行動を取っていました。相手に対して、【境界線】を引く。それは【おうし座】のチカラに属します。自分の【五感】で感じたもののみが本当ことで、【五感】が心地よいと感じたものだけが、【真実】です。

お友だちと食べたランチ。すごく美味しかったですね。だから、それは【真実】

食後の紅茶といっしょにしたおしゃべりも楽しかった。それも【真実】です。

お友だちが推してくる【商品】なにがいいのか分からない。でしたら、それは【うそ】です。

あなたにとって、【真実】だけが、実感が持てて、触ることができる【本当のこと】

それは、あたりまえのことですよね。

本当ではないのだから、あなたは決して、傷ついたりしない。すこしだけ、勇気は必要ですよ。

ぼくのお客様は、こんな風に言いました。
「誘ってくれてありがとう」
「でもわたし、いま他のことに興味があって」
「あなたが夢中になっていることが分かって安心した」

こんな当たり障りない言い方でいいのです。
【興味がないこと】
【あなたは自由にしていいこと】
【そうした関係がわたしには心地よいこと】

これらのことが伝わればいいのです。

彼女に興味がないことがわかったので、相手からのお誘いは止まりました。

お誘いを断った相手とは、いまもお友だち同士でいるそうですよ。