西洋占星術では、『惑星』のことを『感受点(かんじゅてん)』と呼びます。感受点とは、あなたがさまざまな種類の運気をパワーとして受け取るための空間的な地点のこと。
10個ある惑星は、それぞれの公転周期に基づいてあなたの回りを反時計回りで円を描いて一周していますね。
あなたの回りをどのくらいのスピードで一周するのか、それはそれぞれの惑星ごとに決まっています。すなわち『月』ならば28日。『水星』ならば90日。と言った具合に。
そして、ある瞬間。たとえば、あなたが生まれた瞬間。それぞれの惑星が、あなたを中心に展開した円環(ホロスコープ)のなかで位置している地点。それを『感受点』と呼ぶのです。
感受点を特定する方法として、『星座』が使われます。本来、星座って惑星の位置を特定するスケールとして使われるものなんです。
「木星は、おひつじ座の16度に位置する」みたいに。そのとき、木星は感受点として『おひつじ座』のパワーをすこしだけ得ています。
ですが、ぼくは星座のチカラをそれほどには重要視しません。
むしろ、リノルナ流で大事なのは『16度』のほう。『度数(どすう)』のほうなのですね。このような『度数』を重視する考え方は、西洋占星術界の異端児と呼ばれるアメリカの天才占星術師アラン・レオが大事にしている概念です。
アラン・レオは、度数を重視する占い方である『プログレス法』や後に『サビアン占星術』と呼ばれる占術の原型などを世に送り出し、現代占星術の父と呼ばれている人物です。
さて、この『度数』ですが、じつはリノルナ流西洋占星術においては『ルノルマンカード』の意味と完全にイコールの関係にあります。
つまり、ぼくが教えるルノルマンカードの意味を知っていれば、西洋占星術の難解な度数の意味も簡単に分かるのです。さらに言えば、ホロスコープ上の感受点を使って、あたかもルノルマンカードを展開しているかのような占い方も可能です。
このように『惑星』は、西洋占星術で占いを行う上で中枢を担う要素なのですが、じつは惑星は『開運』においても重要な役割を持っています。
惑星には、それぞれの公転周期に見合う『開運法』があるのです。惑星があなたの回りを一周するあいだに、願いが叶うよう願掛けをするイメージでしょうか。流れ星に願い事をするのに似ていますね。
『月』は28日間であなたを一周しますので、28日間あれば実現可能な、簡単な願い事をするのに向いています。『太陽』なら1年。あなたの年間の計画を遂行するにはぴったりです。『火星』は2年かかるすこし長期的な念願を成就させるのに向いています。
かつて人間たちは『土星』が2周ないし3周することを『人生』と呼んでいました。
『土星』は、あなたの回りを29年かけて一周するからです。いまは『天王星』を人間の生涯とする見方がメジャーになってきました。天王星の公転周期は84年。人間の平均寿命ほどでしょうか。
『土星』や『天王星』に対しては、生涯をかけて成就させたいことを願うのが良いのです。
さらに遠くには『海王星(公転周期165年)』と『冥王星(公転周期249年)』があるのですが、残念ながら、これらは人間のスケールを超えてしまっていますよね。
里乃月リノルナの西洋占星術パーフェクト講座・初級編【第1期】
日時:2023年11月25日(土) 13:00~18:00
場所:京都ほしよみ堂
参加費:50,000円(税込、テキスト代込、お茶代込)
内容:
- 西洋占星術は「命占」
- 生時がわかる場合の占い方
- 生時がわからない場合の占い方
- 惑星
- ハウス
- 星座(サイン)
- アスペクト
- 実践問題
↓↓↓お申し込みは原宿占い学院からドウゾ↓↓↓
原宿占い学院https://harajuku-uranai.com/rinorunan_astrology_class/