あるプロの占い師さんから
「カードとか使わないで鑑定するってどんな感じなのか、すごく興味がある」
と言われました。

そもそも霊感って何?って話ですが、
きっとみんな意識してないだけで誰しも持っている力だと思っています。

私の場合は、祖母が”そういう”人だったということは前回書いたのですが
子どもの頃から「どこどこに、こんな人たちがいる」などと普通に話しても友達には通じなかったり…
そういうものに敏感な体質って、現実世界で生きにくいことも多いですが
今回そっちの話は一旦置いときます。

基本、電話占いでは目を閉じて鑑定していることが多いです。

少しでも神経を集中させるためです。
余計な情報を省きたいので。

チャットという無機質な文字の伝達よりは、生きた声の情報のほうが拾いやすかったりします。

よくお客様から「本当に見えているのが判りました」とか
「何も話していないのに、なぜ分かるんですか?」
などと言われるんですが
正確に言うと「見えている」という感覚ではないかもしれません。

お話を伺っているときに、その言葉とは無関係に「感覚が降りてくる」感じ。

なので、私の鑑定を受けてくださったかたはご存じかと思いますが
こちらから質問することはほとんどないです。

時々、自分の口から出た情報に「へぇ、そうなんだ」と他人事のように思うこともあります。
そのくらい、思考を通過しないで言葉が紡ぎだされる感じ、なんですね。

とはいえ、その感覚を言語化するのは私なので、
言葉に変換する際には現世の私として身に着けた範囲の知識でお伝えしています。

こんなことを言うと、占術を一生懸命勉強して習得した占い師さんたちからは
「楽でいいよね!」と思われがちなのですが・・・いやいや、まったく!!!

これがどんなに大変なことか。

まずこの力を、人のために使わなければならないので
占いを仕事にする前に、ちょっとした難行苦行(大げさだな)をしています。

正直もう二度と、あの苦しみは味わいたくないですね。

しかも、カードという媒体がないということは
自分自身が媒体でもあるわけです。

常日頃から自分を落とさないでいることを心掛けねばなりません。

長いので、続きはまた次回に!