SONAです。
はじめましての方も含めて、こんにちは!
突然ですが、
あなたは「尽くす」という行為に
どんなイメージを持ちますか?
本来の意味からすると、無償の愛、
献身や愛の体現⋯などといったところでしょうか?
しかし、
SONAが持つ印象は「取引」です。
ナゼそういう発想に至るのかと言うと、
尽くす人の中には見返りを求めてしまう人が多いからです。
恋愛や結婚生活に例えると、
わかりやすいと思います。
好きな人のためであれば夜中でも駆けつける、
相手が求める物や言葉を望まれる前に差し出す、
相手の都合を最優先にして、
会いたいと言われれば
どんな予定もキャンセルして、
好きなモノも言葉も
テンションさえも相手に合わせる…
尽くす側としては、
我慢も努力も“愛しているから”という理由で
上手く片付けて自分を納得させていますが、
そうして積み重ねてきたムリや我慢は
結局続かず、行きつく先は、
満たされない想いを相手に向けるか、自分を潰すかのどちらかです。
相手にぶつけるケースは
皆さんもよくご存知のように
「私がこれだけやってるのに、なんで?」
という心の底で煮えたぎった感情が溢れてしまう状態です。
自分を潰すケースは
「私が悪い」と自分を追い込み、責める状態です。
「尽くす」の本質的な意味は、見返りを求めない“無償の愛”なのに対して
見返りを求める場合は、「条件付き取引」となってしまうのです。
「私はあなたにこれだけ与えるから、
あなたも私を必要としてね、私を捨てないでね。」
このように自分の心を置きざりにしてまで、
尽くすフリをして自分を犠牲にする対価として相手から返って来る反応で自分の価値を測り、相手に存在価値を高めてもらおうとしているのです。
これらの取引に応じてもらえない時、
相手から「愛されていなかった」と気づくと同時に「本当は相手を愛していたわけじゃなかった」と人は気づくのです。
…今日はこのあたりにしておいて、続きは後編で。
▶後編へつづく