今日は、SONAの数少ない旅の思い出を語ろうと思います。
今から10年以上前のことです。
職場の人間関係や仕事に疲れて精神的に限界だったので
なけなしの限られたお金と有休を使って2泊3日の一人旅に出ることにしました。
当時のSONAは、旅が心を癒してくれると考えたからです。
しかし、現実は違っていました。
自分のコンディションを考慮せずに、
スケジュールを詰めこんだのが致命的な失敗でした。
ダメージを受けた心は、旅のスピードに追い付けないまま
自分の決めたスケジュールにひたすら縛られて移動していただけ。
旅行ならではの思い出となるような
鍾乳洞を見たり、足の裏を魚に噛みつかれるという体験も
心がマヒしたままだったのでイマイチ心から楽しめず、
幸せな感情が湧いてこなかったのです。
旅をしたことに後悔はなかったものの、振り返ってみると
自分を取り戻せた(我に返った)時間は、旅の終盤のわずか半日弱だけだったと記憶しています。
この時の収穫は、
心の傷は必ずしも旅で癒えるとは限らない。
どこに行き、何をしているかで根本的に変わるものではないということでした。
それでも旅は有効な手段だと思いますので
お金と休みの余裕があったら、惹かれる場所へ足を運んでみてください。
たとえその余裕がない方がいらしても、
遠出しなくても心の傷を癒し、気分を切り替えることはできますのでどうかご安心ください。
旅をすると心の傷が癒えやすいのは、
自分の日常生活から強制的に離れるからです。
であれば、
旅の疑似体験ができれば同じ効果が得られるということ。
旅とまでは言わずとも、
日常の中でしてこなかった事に取り組んでみたり、
普段足を運ぶことがなかった場所に、あなたの時間とエネルギーを費やしてみてください。
あとは、身体を休めて心の傷を癒すのに十分な時間を
ぶつ切りでもいいので確保してみてください。
このブログを読んでくださっている頑張り屋さんのみなさんは、
想定している以上に心の傷を癒すための時間が必要だと思ってください。
どれくらい時間が必要かは都合やスケジュールではなく、
あなたの心のダメージ具合で決めることが大事なポイントです。
あなたの次のステージを無事に迎えられますように
心より応援しています。