数字の『6』

六角形。
ヘキサグラム。

西洋魔術の世界では、
男女が交合すること。

つまり、完全となる
というイメージがある。

体系、秩序、結婚。

聖書に、
「神は万物を6日のうちに作られた」
とあるように、

創造、をあらわす数字でもある。

ある状況のなかで、状況そのものと結び付き、
役割から抜け出すことができなくなる。

環境に応じて、
カタチが変わっていき、
変更できなくなる。

『6』には、このようなイメージがあります。

ルノルマンカードのなかで、
『6』を探してみましょう。

『6』雲
『16』星
『26』本
『36』十字架

このようなカードが見つかりますね。

では、順番に見ていきましょう。

『6』雲
空にあるとき「雲」と呼ばれる
それは、地表から湧き出るときには、
「霧」と呼ばれます。

中身は変わらないのですが、
状況に溶け込んでしまい、
『あいまい』なままでいる。

相手に合わせて、自分を『フィット』させている
とも言えます。

相手の胸を借りる、環境に飛び込んでいく。
それによって何者かになる。
ただし、相手がいなければ自分も消えてしまう。
そうしたイメージがあります。

『雲』のキーワード…
トラブル 混乱
白雲側か黒雲側かで意味が変わる

『16』星
環境に完全に適応すると、
それは世界そのものと同値と言えます。

星は、この地上に文明が栄え、
また文明が滅びても
そこにあり続ける『永遠性』の象徴。

星は、その相手ともいえる地上の事物が
絶えず『倒壊』し『復興』される様子を
目の当たりにしていくのです。

リーディングするときは、
地上から遠くの星を見つめる感じで
読み解くほうがよいでしょう。

すると、目標に向かって『もう一度はじめる』
『リブートする』ようなイメージが出てきますね。

『星』のキーワード…
幸福 希望
人気 成功
雲が隣り合うと意味がかき消される

『26』本
アカシック・レコード。
あるいは、アカシャ年代記
ともいわれるイメージは、
ルドルフ・シュタイナーが作った
とも言われています。

それはユングの『集合的無意識』にも比肩される
壮大なイメージ。

西洋魔術的には、
『アストラル体』の世界と
同義として語られることが多いですね。

『堪能する』『味わい尽くす』
というイメージがあります。

『欲望』『秘密の恋』
ということもあるでしょう。

『本』のキーワード…
秘密
書籍
専門職 十分な知識

『36』十字架は、特別なカードなので別項にて解説します。