マリウス✨✨です

〜京都の夏が動き出す〜

京都の夏の風物詩といえば、祇園祭(ぎおんまつり)。

毎年7月、約1か月にわたってさまざまな神事や行事が行われる、京都人の魂ともいえるお祭りです。

でも、実は「にぎやかで楽しいイベント」だけではなく、

深い意味と祈りが込められているのをご存知ですか?

◆祇園祭の由来

始まりはなんと平安時代。

疫病が流行した際、人々が「厄災を鎮めてほしい」と、八坂神社の神様に祈ったのがはじまり。

つまり祇園祭は、無病息災・厄除けを願う神聖な「お祀り」なのです。

だからこそ、豪華な山鉾(やまほこ)にも、一本一本に「祈り」が込められているんですね。

◆混雑を避けた“通な”楽しみ方

祇園祭といえば、**宵山(よいやま)の夜が有名ですが、

実は宵々山(よいよいやま)**や、昼間の町歩きもとてもおすすめ。

朝の涼しい時間帯に山鉾をゆっくり見て回ったり、

祇園祭名物の厄除けちまきを買って、玄関に飾るのも京都人の習わしです。

また、町家で開かれる**屏風祭(びょうぶまつり)**では、

家々の宝物や美しい屏風が特別に公開されていて、静かに京都の奥深さに触れられる時間になります。

◆京都の夏を五感で感じて

屋台グルメや浴衣姿も楽しいけれど、

その裏にある「祈りの心」や「厄を払う文化」に目を向けてみると、

祇園祭がもっと身近に、そしてありがたく感じられるはず。

夏の始まり、心にエネルギーをもらえる祇園祭。

今年は少しだけ早めに、静かに歩いてみませんか?

マリウス