ソードの空を見てみよう

タロットの構図の中からカードの意味を読み解くために 、絵の中の象徴がどのようなことを表しているのかを前回の記事でお話ししました。

具体的な話をあまり書き出して居なかったので、今回は空模様の話をして行きます! 

空の様子が分かりやすく変わっているのが風のスートであるソードのカード。 

ほかのスートでも空の様子が変わっている特徴のあるカードはありますが、雲行きや空の様子が顕著に変わっているのはやはりソードのカードではないでしょうか。 

カードを何枚か出して空の様子を見比べ、カードの意味も比べてみましょう。今回詳しく書きませんが空の様子には色も含まれ、何色の空をしているのかということで示されていることもあります黄色・青・赤・黒が良く出てきます。空というより背景の色として使われていることもあります。色に注目して見ても面白いですよ。 

今回はソードの2,3を見てみましょう。 

2のカードの背景は、夜の空に下にはわずかにさざ波立つ水辺。 

夜は意識や心の中の領域を示し、夜の空は深い青で描かれ黒ではありません。 

女教皇の絵柄と良く似ています。 

これは絵の中の人物が、良く考え賢い判断をしたい、冷静であろうとしている状態を表しています。雲の無い凪いだ夜の空は、昼間のように明るく見通しが立っているわけではありませんが、目隠しで余計な情報を遮断して、情報を整理している彼女には明かりは関係ありません。 

空にかかる細い三日月も意味があるのですが、ここでは割愛します。ざっくり見えないものを見極めようとしていると捉えてください。 

ソードの2が表す『決断はしないといけないけど、落ち着いて考えてね』いう意味に空の状態と水辺の状態がちゃんとリンクしています。 

3のカードはどうでしょうか? 

『聖母マリアの悲しみ』ともいわれる、ソードの3。 

背景は灰色で、垂れこめた雲と土砂降りの大雨です。土砂降りが描かれているのは78枚中この一枚だけ。 

雨は天からの恵みであったり、心に潤いをもたらすものの象徴といわれます。土砂降りの様子は、手前の貫かれたハートの絵と相まって単なる恵みではなく、激しく流される感情があるのがわかります。それが激しい風ではなく降り注ぐ雨で表されているのは、愛情や優しさにおいて流されたものだと想像できるでしょう。 

ソードの3の『大きなショックや苦痛』『大きな悲しみと後悔の後の慰め』の意味は、雨の象意がとても良く表しています。 

空の様子からの読み解き、ちょっと興味をもっていただけましたでしょうか? 

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