こんにちわ、麗子です。

今回は、京都への思いが詰まった、私の書籍を出版するに至ったお話をさせていただきますね。

小さい頃より京都の寺社仏閣に囲まれて育ち、それをわざわざ観光で観ようという気持ちがなく、

若い頃は、京都から出ることばかり考えていた。

実際、東京の出版社より、海外本の企画をもらって嬉しかった。

その売り上げがあまり伸びなくて、京都本を依頼された。

「せっかく京都に住んでるのだから、京都の本を書いてください。京都には世界中から観光客が来るんですよ」と。

戸惑いつつも制作を進めた中で、京都を客観的に眺めることにより、この街は宝物の宝庫なんだと知る。

何度も何度も訪れる人の気持ちがわかる。

しかし京都のガイド本は沢山あり、書店では埋没してしまった。

16年前のその頃、京都の六曜社の常連客である藤波晃画伯に出会う。

彼から、京都のカフェ文化の話を聞き、カフェの本を作りたいと思ったが、その時は企画が通らなかった。

占い本や映画本を制作する中で、少しずつ成績を伸ばし、

2020年、もう一度「京都の本を作りたい」と出版社に相談した。

それが2021出版した『京都レトロモダン建物めぐり』。

メジャーな寺社仏閣から離れ、大好きな洋館を取材することで、

自分の作品作りの原点が、西洋ではなく、京都にあったことを知った。

古きを守り新しきを取り入れ、文化が融合することにより独特の懐かしい趣を醸し出す京都。

特に、異国の文化が融合する建物は、生粋のものより深みとなんとも言えない情緒が込み上げる。

京都に生まれて良かったと思い、この文化財を大切に残したいと思った。

2023『京都 パンでめぐるおいしい古民家』そして、

ようやく念願の2025『京都 レトロ喫茶と建物巡り』を出版した。

出版社曰く、京都本は全国で売れているがやはり京都が一番売れてるそう。

私がそうだったように、住んでる人は意外と知らない京都。

知っていると思いながらも、また新しい発見ができる京都。

地元の行きつけしか興味がなかったけど、ちょっと違う場所にも行ってみようかと、

京都の人が自分の街を再発見するガイドブックにもつながればと思う。

現在、海外に比べて古い建物の保存制度がまだまだたち遅れている日本では、

モダン建築の殆どが所有者の個人的な想いと尽力にのみ委ねられて、

周りの協力がないと維持が難しい、存続の危機に直面している。

幸いにも戦争や震災の被害が少なかった京都なのに、

奇跡的にも守られた貴重な文化財を、後世に受け継いで行くためには、

一人ひとりの意識が、大きな力へ結びつくものだと、信じて止みません。

これらの書籍が、どこかで誰かの手に届き、

そういった文化財に少しでも興味を持って貰えるきっかけになれば、

この本を作って心から良かったと思います。

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