ご相談内容の大多数を占めるものは恋愛はもちろん、家族や友人、職場などの人間関係の悩みです。

その中で意外と多いのが、「相手からの連絡が来ないことが不安で何度も連絡をしていたところ、ついに無視されるようになってしまった」「相手のことを大切に思うあまり、相手の人間関係に口出ししてしまった。それからだんだんと相手から避けられるようになってしまった」「ただ自分を見てほしい、自分との時間を増やしてほしいと伝えたつもりだったのに、喧嘩になってしまい、連絡が取れなくなってしまった」と言うもの。

どんな人でも大好きな人との繋がりを感じたいと願ったり、大切な人を守りたいと思ったりするものですし、共有する時間を増やしたいと思うのは当然のことだと思います。

ですが、相手のことが大切でこれからもずっと相手と関わりを持ち続けていきたいと願うのであればこそ、定期的に相手といい距離感が保てているか確認が必要です。

相手の都合を考えず、何度も電話をしたりメッセージを送ったりしていないか?

相手の人間関係に必要以上に口出しをしていないか?

相手が望んでいないのに、相手の行動を制限したり、管理したりしていないか?

普段配慮できている人でも良かれと思って口出ししすぎたり、やりすぎてしまったりして、それまで築けていたいい距離感を自分の手で壊してしまうこともあります。

なきり的にいい距離感を言い換えると、お互いが気持ちよく受け止められる範囲のお節介や束縛、独占欲……と言う感じですね。

相手があなたからのお節介や束縛を嬉しいと感じ、受け入れられている間は、相手があなたを避けたり、無視したりすることはないはずです。

相手の性格や行動パターン、相手とあなたが一緒にいる期間の長さによっても、いい距離感は変わってきます。

いい距離感は十人十色。

相手に嫌われたくないと思って相手の距離感に合わせすぎると、どんどん気持ちが辛くなってしまう可能性もあるので、相手にとっても自分にとってもいい距離感を見つける必要があります。

相手とのいい距離感はどの程度のものかを考えながら関わること、折々に相手とのいい距離感をアップデートしていくことが、いい人間関係につながる何より大切なことです。