ごきげんよう
京都ほしよみ堂のカメリアです！


タロットのカードの意味をあまりご存じない方でも『THE DEVIL（悪魔）』や『DEATH（死神）』のカードはその響きだけで「悪いカードですか？」とおっしゃる方が多いです。

タロットは全部で78枚のカードを使った占いですがその中の22枚は〝大アルカナ〟と呼ばれ、カードの中で主役のような存在です。特に重要なメッセージを伝えてくれるカード達です。
『THE DEVIL 』『DEATH』もその中のカードです。

以前ブログで『DEATH』に触れた事がありましたが、今日は『THE DEVIL』のカードが出た方の事を思い出したので、今回は『THE DEVIL』の出番です。

お悩みは「最近、恋人が冷たい気がする…」でした。お付き合いを始めてもうすぐ1年と言う23歳の
大阪府にお住いの女性で福祉関係のお仕事をされている方でした。もともと人の役に立つことに喜びを感じるタイプ。お相手の望む事はしてあげたい。それが行き過ぎてしまっていたのでしょうね。

過去、現状、未来とアドバイス、そしてお相手の気持ち、ご自身の気の気持ちと最終結果。彼女の思いを聞いていくと、お相手を思っての気持ちより、ご自身の不安な気持ちが強くなってしまっていました。

ずっと一緒にいたい。嫌われたくない。お相手を思う事とお相手の言いなりになることは違います。
そしてそんな女性に対して始めは可愛いと思っても便利で都合が良い女性。行き過ぎると重い女性と感じさせ、相手の気持ちをますます離してしまいます。

不安な気持ちを信頼に変えて自分はどう在りたいかを考える一人の時間も大切にするようにとのメッセージもありました。

『THE DEVIL』のカードは自分の中でエスカレートしていく行動や思いに「ちょっと落ち着こうかぁ？」「ちゃんと寝れてる？」「趣味の時間は取れてる？」とも言ってました。彼の事ばかりの生活ではご自身の魅力がネタ切れしてしまいます。

「最近、笑顔が増えたね！」「そんな趣味があったんだ？」「今度、一緒に行ってみようか？」お相手に言わせましょう！！

実は美術館に行くのが好きで京都で展覧会がある時は一人でよく来ていたんです。と彼女。付き合わせるのが悪いなぁといつもお相手の決めたデートコース。一緒にいるだけで楽しかったけど、無理をしていたかもしれない。本当の自分ではなかった。先ずは一人で出かけて、その話をお相手にしてみる。との事でした。自分軸の第一歩ですね。

我儘なんかじゃないんです。お相手が嫌なのに無理やり引っ張るわけではないですから…
伝えきれない部分は自分でも忘れていた部分なのかもしれません。
私自身もカードに言われて思い出す事も多いです。自分の事は意外に分かっていないものです。

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歌わず語る五条のDivaカメリア