(前回▶「SONA」ができるまで④)
こんにちは、今日はSONAの5話目のお話です。
生活するために仕事をすることは不可欠ですが、皆さん、お仕事選びのセンスに自信はありますか?
今のSONAは、見えない世界の存在に色々と相談できるのでもうハズレを引くことはないですが、昔は酷かった…(笑)
パワハラ、セクハラに安月給…。耐えられなくなっては次の職場へ。まさに負の連鎖。
まるで、ブラック企業ホイホイです。
学生時代に一瞬だけ飲食店のアルバイトに挑戦しました。
人生初の仕事デビュー、記念すべき1社目のブラック企業でした。
その会社の源流は清掃業ということもあり、現場によるかもですが、身だしなみやマナーにはシビアなのに、働く側には何かと不利で人の扱いが雑でした。
私はオープンしたてのフードコートの一角で働くことになっており、アルバイト初日は気を引き締めながらもワクワクのスタートのはずでした。
ところが、この日は本来なら出勤しなくてもよい日だったのです。
プレオープンは正社員だけ出勤する流れだったようですが、会社側の連絡ミスでアルバイトの中でも何故か私にだけ知らされていなかった。
初日に何をするかも聞かされていなかった私は、いつまでたっても現地で会社の社員と合流できず。
そのうち訳もわからないまま、突然プレオープンのフードコートと生鮮食品売り場で謎の集会が始まりました。
「ひとつ、〇〇であることを誓います!」
「ふたつ、✕✕であることを誓います!」
…など辺りいっぱいに響き渡る宣誓の言葉。こんなシナリオ、もちろん事前に聞いてません。
「これは一体何なんだろう?」と考えながらも八百屋のエプロン姿のおっちゃんの横で、掛け声を発したり、雰囲気で合いの手を入れ、飛び入り参加していました。
私は周りの人には馴染めないのに、なぜか昔から場に溶け込むことは上手かったのです。
集会が終わり、散っていく人々の中に社員の姿を見かけて一瞬ホッとしたのですが、一連の事情を話しても、なぜかたいして謝罪もされず、もちろんその日の交通費は支給されませんでした。
その後、仕事が始まっても不信感と違和感が募る日々。慣れない作業に戸惑ったのも大きかったけど、スタッフ側とのやり取りがしんどくて初仕事は約1ヶ月で挫折しました。
当時は考えが幼かったので、「飲食店でまともに働けない自分は仕事が出来ない奴」と自分に意味不明なレッテルを貼ってしまいました。
(次回▶「SONA」ができるまで⑥)