ごきげんよう。京都ほしよみ堂のカメリアでございます。

理想が高く、自分にも他人にも厳しい方は、
その目標に向かって努力を惜しまない頑張り屋さんですね。

しかし、その高い価値観を他者にも求めるあまり、
思い通りにいかないことに
苛立ちを覚えることもあるかもしれません。

以前、そんな完璧を目指す上司の方に、
何度も厳しい指摘を受けたことがありました。

その指摘は決して間違っているわけではなく、
理不尽さも感じませんでしたので、私は
「ごもっともなご意見」として受け入れていました。

しかし、心の中では
「もう少し違う言い方もあったのでは?」
と思うこともありました。

そんなある日、その上司が私にこう言いました。
「私があなたに言っていることは、
自分自身に言い聞かせている
ことでもあるんです。」

彼女が自分をよく理解し、その上で他人にも
その思いを伝えられる姿に、私は素晴らしいと感じました。

とはいえ、彼女の厳しい言葉に、
陰で涙を流していた若い部下がいたことも事実です。

もっと優しい言葉を選んで伝えていたら、
その言葉はもっと深く響いたのではないかと、
少し残念な気持ちも抱きました。

厳しい態度や言動が、自分より
立場の低い部下に向けられるのは、
時として自信のなさや劣等感からくる
「自己防衛」の表れなのかもしれません。

そして、高すぎるプライドを持つ方も、
しばしば自分の主張や意見を押し付け、
他人を見下すような態度を取ってしまうことがあります。

一方で、謙虚な人は、自分の経験から得た自信と、
それによって傷ついた痛みをしっかりと受け止め、
他者への優しさを持っています。


そうした人には、防御の必要がなく、
ありのままの自分で勝負に出る強さがあるのです。

私たちは、「自分にも他人にも優しく
生きることが求められる時代に生きています。

心の中に重い荷物を抱えたままではなく、
それを下ろして軽やかに生きることで、
あなたの人生に美しい花を咲かせられるのです。

いつでもあなたの心を軽やかにする
お手伝いをさせていただきますわよ。

京都ほしよみ堂
カメリア