日本で屈指の有名なまじない、丑の刻参り。
京都貴船神社の御祭神が、宇治の橋姫に生きながら鬼になり、憎い相手を呪い殺す方法を授けたのが始まりだとされています。
頭に鉄輪をのせてろうそくを灯し、御神木に藁人形を釘で打ち付ける…
人の形をした藁人形を使うのは分かるとして、どうして【丑の刻】なのでしょう?
現在の午前2時から前後2時間を丑の刻となります。
『草木も眠る、丑三つ時』という話の前置きも一度くらいはお聞きになったことがあるのでは。3つ時とは、一刻を更に4分割したその三番目の時間、午前2時から2時半。正に真夜中になります。また夜は陰の気が巡り、真夜中である丑の刻は、院の気が最も濃く深いと考えられていました。さらに、丑三つを方角で当てはめると、鬼門と言われる丑寅(東北)になり、鬼や禍を呼び込む方角と信じられてきた方角となるのです。
その為、憎い相手を呪うのに、この丑の刻が用いられたわけです。
そして深夜に行うまじないは【人に見られてはいけない】という約束事も。まじないは正体を見破られればだいたい失敗するところも面白いところです。
このように、呪い事はそれを行う時間においても相応しい時間というものがあるとされています。
西洋の魔術も、場所や道具だけでなく、それぞれの目的にあった時間を選んで行う事が推奨され、深夜であることが多いのですが、プラネタリーアワーという時間の考え方もあります。
古代の占星術に起源があり、一日を昼の12時間と夜の12時間にわけ、特定の時間を七つの惑星がそれぞれ支配していて、その時間は支配する惑星の影響を受けると考えられていました。そして何かをする時、やる目的にあった惑星時間に合わせる事で、その天体の力を有利に使おうとしたのです。
7つの惑星は古典で用いる、月・水星・金星・太陽・火星・木星・土星の7天体。
この七つが地球からの距離の遠い順に、土星→木星→火星→金星→水星→月と、1時間ずつ順番に支配しているとされました。 望遠鏡を持たなかった昔から、人類は自分たちのいる場所と、それぞれの天体の距離感を分かっていたんですね! そして、このプラネタリーアワーが七曜の起源ともなるそうです。
七曜の説明は割愛して、惑星の時間の話に戻りますね。
例えば、木星の時間は、何をするにも良しとされ神からの祝福をされる時間だといわれています。仕事や事業をはじめると成功をし、勉強に励めば知識をより多く吸収することができると言われます。さすがグレートベネフィック(大吉星)の時間。しかし、拡大や怠惰の意味ももつので、ストイックさや持続量を求めるなら木星時間はあまり向かないようです。
逆に大凶星と言われる土星は、制限や欠乏・忍耐を表すので、自由さや速さを求める作業には向かないとされます。黒魔術を行うならこの時間と言われることも。その代わり、困難で時間のかかる作業や、深い思索には向いている時間です。ダイエットを始めようと思うなら、土星時間から始めるのがオススメ。
今回バレンタイン企画の為に作成したアロマキャンドルは、月の満ち欠けと、プラネタリーアワーを意識して作成されています。そして、惑星に対応するハーブの中から、心身のリラックスとホルモンバラスを整えるもの・まじないとして恋愛や幸運を呼ぶとされるものを数種類合わせて使用しています。
恋愛運を上げるおまじないキャンドルとして、うってつけ!
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