先日、高校生くらいの初心者タロティストさんとお話ができました。
この年になりますと、お若い方とお話する機会が減りますので、占い伝手で幅広い世代の方とコミュニケーションが取れるのはありがたいことです。
なんのお話をしていたかと言いますと、
『慣れていないので、本を読みながらキーワードを拾っていくので精いっぱい。
だけど、もう少し深いリーディングがしたい』
という内容でした。
一枚ずつの意味を拾う練習と、連鎖読みの練習はタロットを習っていくときの基本。
同時に慣れていくのに丁度よい占い方をご紹介しようと思います。
お勧めしたいのがこちら
◇一か月(一日)の運勢を読んでみよう◇
一枚のリーディングに慣れてきたら、複数枚でもうちょっと詳しく占ってみたい。
だけど、いきなり3枚4枚で読むのは難しい。
そんな時、独立して読みながら、横のカードとの繋がりを読んでいくのに丁度よい題材です。
例)来月一か月のAさんの運勢をうらなう。
①上旬②中旬③下旬 余裕があれば、④一か月総合として、を追加してもいいでしょう。
画像のサンプルだと、
①の上旬が審判の逆位置
②の中旬はソードペイジ正位置
③の下旬はワンドペイジ正位置
(④の一か月総合がペンタクル6正位置)
ざっとカードを見ますと、やはり上旬の審判の逆位置が際立って見えますね。そしてその後、ペイジのカードが連続するのも特徴的です。
それぞれの時期の運勢ですので、
まず、一区切りずつどんな運勢なのかざっと読んでみます。
上旬は波乱の運勢。意味の大きな大アルカナのカードが出ていますので、今月全体を左右する出来事がありそう。状況の仕切り直しや今までやってきたことのブラッシュアップの必要性がたかまりそう。
中旬、ソードのペイジですから、次の行動を決める為の情報収集、下調べに集中した方がよさそうな雰囲気。
下旬はワンドのペイジで、うれしい知らせや、心強い仲間を得られそうな暗示。
バラバラに読んでも、それぞれの時期をどんなふうに過ごせばいいのか、アドバイスになりますね。
では、そこから少し進んで、
この三つをお話として繋げてみましょう。
Aさんは月初に、方向性の見直しが必要な事がおこったり、期待した評価が上がらない状況になりそう。その為、中旬では、どんな事をすべきなのか情報を集めたり、人の姿をみて、自分のやり方を考え直したりするようです。
結果、下旬では良いアドバイスをしてくれる人に出会えたり、新しい目標を見つけて次の月に向けた希望を持って進んでいけそうですね。
(④の総合がペンタの6ですから、ペイジが二枚出ているのと合わせて、人の輪と助け合いが鍵を握る一か月になりそうでうす)
時間の流れが①②③と決まっているので、物語を作っていきやすいです。
例題は全て未来のカードを3つに区切った形になりますが、過去・現在・未来という時系列にしてもいいですし、過去の出来事を3つに区切ってもいいでしょう。
『~が、~して、~なる』の流れを3枚のカードの順に当てはめてみてください。
時系列に沿ったお話が作れるようになってくると、沢山のカードが出てくるスプレッドでも時系列を読みといて、そこに人間関係や気持ちを表すカードを繋げて読んでいくと、分かりやすくなります。
多枚数で展開しても、ジプシー式で出しても、問題を整理していく順序は同じです。
1、過去から現在の状況、今後どのように変化していきそうなのかのカードを見る
2、現状の心理状態、物事の状況のカードを流れの中で当てはめながら読む
3、未来のカード状況に対してどのようにアプローチしていけばよいのか、アドバイスのカードを読み解く。
まずは1のステップを出来るようになる。
三枚のカードの連鎖読みも同時に鍛えられますので、2、3、にすすむ時にも役立っていきます。
ワンオラクルに慣れたら、隣り合う2枚のカードでお話を読み取る。
2枚に慣れてきたら3枚を一つのお話に繋げていく。3枚で1つのお話を作る。
そこに総括をするカード、もしくはアドバイスのカードを入れて3枚に掛かる1枚の意味を探し出していく。
ここまで読めてくると、4枚のカードで色々な運勢を読めてきます。
受け持ち講座では4枚のカードで出来るスプレッドに特化したものになっておりますが、ご相談があれば、お一人ずつの疑問や引っ掛かりに合わせたレッスンをさせて頂きます。
自力の学習に躓きを感じられましたら、ぜひ一度ご相談下さい😊
↓アクセス・お問合せ(京都ほしよみ堂HP)