【女子力】を高めたい人、多いと思います。

【女子力】と言えば、世間では、見た目を重視して女性らしさを全面にアピールすること。のように、語られていますよね。センスが良くて、美意識が高い。

20歳代前半の女性であれば、【就活】【婚活】などの場において、【女子力】と言う絶大なチカラの威力を意識しなかった人はいないのではないでしょうか。

【女子力】を西洋占星術的に説明してみますと、【しし座】のチカラに属します。自分自身を【過剰に演じる】ことで、【他者をあやつる】というチカラとして説明できるわけです。

【しし座】は、自分の主観を放出することに特化しているので【外面】のみが、際限なく肥大していくことになります。【外面】のみを磨くと異性には受けますが、同性には、【僻(ひが)まれる】ことになるかもしれません。

やはり【外面】と【内面】の両方あって、はじめて【万人受け】するわけです。

【内面】というのは、自分の内側に【他者を受け入れる】ことでのみ、発達するものなのですが、【女子力】多めの人が組織のなかで働く、ということになりますと、【しし座】の次のサインである、【おとめ座】のチカラに影響を受ける可能性がとても高いのです。

いわゆる【気が利く】というチカラですね。紙の書類をすこし多めにコピーして予備を作っておき、持っていない人にそっと渡す、とか。行方不明になった物品を自分の仕事を中断してまでも、いっしょに探してあげる、とか。

【気が利く】人はとにかく状況を先読みして、流れが停滞しないように細々と気を配ります。

率先して、人の役に立つので、重宝がられるしみんなから愛されそう、なのですが。組織にとっては、最高の行いであっても同僚たち、とりわけ同性にとっては、【スタンドプレー】に見えてしまう。それも、すごくさりげない感じなのでほかの人たちが、まるで【気が利かない】みたいに演出をしている、ように映る。

【気が利く】ということを【おとめ座】風に説明すると組織において【歯車】のように【パズルのピース】のようにハマっていけるという【多利的】なチカラ、と言えます。

しかし。【自分のテリトリー】においてほんの些細(ささい)なことでも【すべて掌握(しょうあく)】しておきたい、という自分の欲求を満たすための【自利的】な意図に基(もと)づいている、とも言えるのです。

なので。同性に対しては、気を利かせれば、利かせるほど疎まれてしまう。それは【気が利く】という行動に【他者を受け入れる】という要素が入っていないので、あなたの【外面】ばかりが強調されてしまうから。

【気が利く女子】として、【女子力】を高めているつもりでもまわりから疎まれている人、けっこういるみたいなのです。

ぼくの相談者のなかにも、そういう方がいらっしゃいました。

彼女は、20歳台前半の女性です。
京都のクリニックで、看護師の仕事をしています。

看護の仕事はチームプレイですから、検査担当、診察担当のように担当があります。あの患者さんの血液検査はどこまで進んだか、忙しくなると誰も把握していないことが出てきます。

彼女はそういう不明なことが【個人的に】気になってしまうのです。

彼女は記録をさかのぼって、クリニックを探し回ります。そしてラベルの貼られていない試験管を見つけ、その患者さんの血液であることを確定させました。検査担当の同僚は、自分のミスのようになってしまい不快な気分になりました。

その後、クリニック内でうわさ話や口ゲンカがおこり、担当外の業務に口を出さないようお触れが出ることとなり、ギスギスした職場になってしまった、とのこと。

彼女の行動、もしかしたらスタンドプレーだったかもしれませんね。

これは、彼女が悪いわけではないのですよ。

【おとめ座】の【気が利く】チカラが立身出世には良いけれど、人間関係の調整に不向きなだけ。そんなときは正反対の【サイン】のチカラを使うのです。ホロスコープの円で言うと【おとめ座】の正反対の位置には【うお座】があります。

【うお座】のチカラは【面倒見の良さ】です。
【自分自身がテリトリー化】してしまうという【究極の現場掌握スタイル】ですので、【おとめ座】属性のあなたも、きっと気にいると思います。相手の言葉を批判せず、相手の立場に立って相手の話を聞くのです。

すると、段取りをつけるのとは、また違う形でみんなから頼られる存在になれますよ。

ぼくの相談者の女性も、次の職場では職場内で同僚たちの【相談役】になることで日々、楽しく仕事をしているようです。