SONAです。
こんな人がいました。
製薬会社の営業で「お給料に不満はないけど、仕事が嫌だ」という女性です。
お仕事柄、外見はとてもキレイな方なのですが、
この方は、会う人会う人に仕事の不満を漏らしていたのでみんな次第にウンザリしていました。
せめて100歩譲って
「事情があるから辞められないんだけど、苦しいから聞いてほしい」という前振りなどあれば、
まだ聞き手も「そうなんだ、大変だよね」と耳を傾ける余地があるのですが、
そんな前置きすら無く、彼女はその”嫌な仕事”にしがみついたまま
口からはひたすら愚痴しか出てこないのです。
SONAも周りの人も
「ホンマはアンタ一体どうしたいん?」って言葉が喉元付近までこみ上げてきていました。
あまりに耐え難い状況なら、
誰に言われなくても転職先を探しはじめるなどして、
自らパラシュートを背負って脱出準備に取り掛かっているはずです。
意外とこんな人、貴方の周りにいませんか?
「きっかけ」や「スイッチ」がなくて辞められないのか、
逃げる術がなく途方に暮れているのか、それとも諦めているのか…
理由は様々だと思いますが、
好ましくない状況に対して一向に手を打とうとしない。
その理由は結局のところ、
その「NO(イヤ)」に「メリット(魅力)」を感じているからです。
辞めること自体がしんどい…
就職活動が面倒くさい…
ここにいる方がお給料が高くて安心…
今回のケースだと、メリット(魅力)はそんなところでしょうか。
”辞める”と”辞めない”を天秤にかけた時、
このタイプの人は、辞めることに対してリスクを取れないのです。
「弱音を吐くな」と言っている訳ではありません。
今日弱音を吐いてしまっても、明日頑張ろうって思えるのであれば
”今日吐いた弱音”には十分価値がありますが、
リスクを取る気もないのにリスク取ろうとするフリをして、
あちこちで愚痴って人を巻き込む行為は、建設的ではないのであまりオススメできません。
どの選択肢にも”メリット”と”デメリット”があり、
一方を選んだ時、どちらも受け取らなければなりません。
じっくり時間をかけてもいいので
自分の外にある参考意見が必要ならば取り入れつつ、
決断できるまで考えてみていただくといいと思います。
かつてのSONAも、リスクを取る勇気がありませんでした。
貴方が幸せになるために必要な選択ができますよう心から願っています。
番外編
▶SONA流 突破口は「NO(イヤ!)」を表明すること