遡ること数年前。
私はその日、『自分の誕生日の妻からの贈り物が”離婚届”だった』という
シャレにもならない経験をしたばかりの知人男性と、居酒屋にいました(と言っても私は飲みませんが^^;)
その時に雑談の中で【塞翁が馬】の逸話を話したのですが、そこから年月を経て、彼が「あの時に亜麻都から聞いた話がいろいろな場面で役に立った。本当にありがとう」と、その当時とは打って変わった明るい表情で伝えてくれました。
私も子育ての中で、何が幸いで何が不幸なのか分からないな、と思える体験をした中で、娘の許可を得たので、『現状』に辛い思いをされているかたに向けてちょっと書いてみようと思います。
うちの娘が中学に入学してひと月が過ぎた頃、それは突然やってきました。
土曜のお昼に、いつものように昼食を出したのですが、ほとんど食べません。その時は、朝ゆっくりだったかな?たくさん食べてたかな?くらいに軽く流しました。
が!夜になっても食べません。もちろん間食もしてないのに。あれ?おかしいな。熱もないし自覚症状もない、と。まぁ、そのうち食べるでしょ?と甘く考えていたのが、数日後、のんきに構えていられない状況になったのです。

最初は体の病気を疑い、小児科へ。その際「もし肉体的な問題じゃなかった時がやっかいです」と医師から言われ、採血などして次の予約を取って帰宅。
一週間後「内科的な問題ではないようなので、この病院へ行ってください」と、紹介されたのは小児専門の心療内科でした。そう!まさかの拒食症の始まりです。
成長期に食べないなんて、大きな問題。さっそく紹介された病院を受診し、そこから定期的に通うようになったのでですが、どう頑張ってもそこの女医さんと合わないんですよ。
その違和感は回を重ねるごとに強くなっていき、私の中で「あぁ、無理だ」ってなりました。診察と同時に心理士さんとの面談も進めていたのですが、彼女も辞めると聞いて、私の中で「ここ、もう来ないでおこ!」って決めたんです。

長いので、続きます!