エレメント別の月星座も今回で三回目。今回は風のエレメント。
風エレメント…双子座・天秤座・水瓶座
この三つのサインに月が来ている人の特徴について考えていきます。
【風のエレメントグループのイメージ】
太陽星座が風のサインの方たちのイメージってどんな感じでしょう？
頭の回転が速そう。おしゃべりが上手そう。クールな感じ。軽やかで好奇心が強いような…難しい事を考えるのが得意そう…
こんな感じでしょうか？サインによって印象は違いますが、三つに共通するのは知的さや多様性。考え、対話し、理性的であろうとするので、感情に左右されにくい性質があるように思います。
風のエレメントが表すものは『知性』『コミュニケーション』『関連付ける横への広がり』など、人間の思考です。なので風のサインに入った天体は、思考や対話の能力を強められたり、好んだりする要素を与えられます。同じ木星でも、牡羊座の木星であれば、あふれ出る情熱やすくすくと成長する若い魂を想像しますが、天秤座の木星だと、人間関係の広がり・豊かな人脈や、エレガントで優雅な佇まいを想像します。
広がるものが人との関係だったりしますが、水の星座さんの様な愛情を介した関係というより、良き理解者としての仲間であったり約束でむすばれていたり、目的を同じくする仲間という印象です。
感情や直感ではなく、考えて辿り着く『合理性』を重視しているようにも思えます。ですので、風のサインが感情面で反映されるとどうしてもクールな印象になってくるんですね。
それでは、月星座が風の人は冷たい人なのかというと、そういうことではなく、月が風のエレメントにあるということは、まず考える事が得意だと捉えています。
「楽しいな」と思うことに、「なんでこうなっているんだろう？」という興味が付いてくる人。
「悲しそうだな」と思ったら、「なぜ、何が悲しいんだろう」と理由が気になる人。
それ故にただ気持ちに寄り添うのが少し遅れたりするけれど、感情のない冷たい人ではないと私は思います。いろんな事に疑問を感じるということは、それだけ多くの事に反応しているということでもあります。
なので、月が風のエレメントにある人は、反応が早く敏感に周りの事をキャッチするセンサーを持っているはず。そして考える癖が付きやすいので、AとBの違いやまた同じ事にも気が付きやすい。今何を求められているのかに敏感。入ってくる情報を自分が使えるもの関連付けてストックしておくのが得意。
これは決して対人関係が得意である事と直結はしません。敏感に反応するセンサーをもっているということは、その事について人よりも多く感じ取り混乱するということでもあります。
双子座のコミュ障、恋愛下手な天秤座、空気を読めない水瓶座。珍しくはないですよね。
けれど反応する世界との接点を切ってしまうと、考え方や心の柔軟性もなくしてしまうのが、風の月ではないかと思います。楽しいと思うこと。美しいと思うもの。新しい世界を見せてくれるものは、外の世界や他人の考えの中からやってくる。
みんな違ってみんな良いと言えるのは、感情ではなく理性的に相手をとらえ、その在り方や考えを尊重できる力が必用です。月が風ということは、それが自然とできる才能をどこかに秘めているということであったりします。
行き詰まりを感じたら、自分の好奇心の感じるままに動いてみる。自分の感情に戸惑いをおぼえたら、他人を知るようにじっくり少しずつ付き合っていけばいい。
『好き』だから考えたのであって、愛の動機があなたの中に無いわけではない。
自由、時代、流行、世の中。様々な風が世界には吹いています。
ぜひあなたの好きな風を感じられる場所へ出かけてみてください。
さて、次回は水のエレメントの月星座について考えてみようと思います！
次で４エレメント完結です。がんばるぞー！
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